本当に必要なの?要らない保険に入らないで、簡単にお金を貯める方法

(2021/03/07 更新)
この記事でわかること:
公的社会保障で保証しない範囲が分かって、公的にカバーしない部分だけ見直せる。保険の見直しにより、保険料を払う代わりにお金が貯められる。

- 要らない保険入ってない?
- 保障が心配で保険は必要…!??
- 社会保険にはなにがあるの?
- 医療保険(いりょうほけん)
- 後期高齢者医療制度(こうきこうれいしゃいりょうせいど)
- 傷病手当金(しょうびょうてあてきん)
- 高額療養費制度(こうがくりょうようひせいど)
- 出産育児一時金(しゅっさんいくじいちじきん)
- 平均的な自己負担額
- FAQ
こんにちは、きんかじゅうと申します。
家計簿をつけても、節約ご飯をしてもお金が貯まっている実感がない、そんな時はありませんか。必死でコスパを考えて生活していてもストレスだけが溜まり貯金はちょっぴり、なんてこともあると思います。
それは削るべき部分が違うのかもしれません。家計には固定費と流動費があり、まず削るべきは固定費なのです。固定費とは、毎月生活する上で同じ(くらい)の金額が毎月定期的に出ていくお金です。
要らない保険に入ってない?

その中でも「保険」は大きな支出です。日本人の人生で大きな買い物の第2位は保険と言われていますので、その出費を少なくできれば家計にも助かると言うことです。
要らない保険に入らず、解約したりして断捨離して整理すれば、自分でも納得のいく保険に入れます。どんな保険に入っているか判らずに支払いだけする生活、していませんか?そんな不安な毎日から解放されましょう。
保障が心配で保険は必要…!??

ですが、保険を見直す時に「これ削ったらあとで後悔しない?○○保証が無かった時に○○になったらどうしよう」と不安になりますね。
そこで思い出してもらいたいのが、日本の公的社会保障制度。
日本に住んでいる人は国民健康保険か、お勤めの方は会社の支給する保険に入っていますね。実は、日本の公的社会保障は世界一優秀とも言われ、入っているだけで大体のケースがカバーされるんです。
公的社会保障制度には、「社会保険」「社会福祉」「公的扶助」「保険医療・公衆衛生」があります。
今回は「社会保険」の「医療保険」を中心に見ていきましょう。
社会保険にはなにがあるの?
社会保険にはなにがあるの?

社会保険について、ここで詳しく見ていきましょう。
社会保険とは、「医療保険」「年金保険」「雇用保険」「労災保険」「介護保険」の5つで構成されています。
今回はこの制度の中から保険見直し時に重要になってくる「医療保険」について少し見ていきます。
医療保険
ケガをした時や、病気になった時、出産時などに医療費負担や手当金の給付などをしてくれる制度です。具体的には下記のようなものがあります。
医療保険
後期高齢者医療制度
傷病手当金
高額療養費制度
出産育児一時金
医療保険(いりょうほけん)
たとえば、病院で医療費を払う時に一般的に3割の自己負担で会計できます。これが医療保険です。
後期高齢者医療制度(こうきこうれいしゃいりょうせいど)
しかし、75歳以上の方は1割負担で会計を済ませられます。これは後期高齢者医療制度のためで、家計への負担を和らげてくれます。
傷病手当金(しょうびょうてあてきん)
病気やケガなどで会社を休む必要がある時に支給される手当金です。
- 業務外での病気やケガに適用
- 連続する3日間を含む4日以上の期間仕事に就けない状態
- その期間の給与が支払われない場合
ただし、この制度は会社員向けで、「事業主」から十分な報酬が受けられない場合にのみ適用されます。つまり、フリーランスの方や専業主婦・専業主夫の方は受けられません。
資料
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/sb3040/r139/
高額療養費制度(こうがくりょうようひせいど)
さらに高額療養費制度というものがあり、自己負担限度額以上は払う必要がありません。1か月間の治療費が大変高額であった場合でも、一定量の支払いまでですみます。
自己負担限度額は年齢・所得水準などによって変わりますが、月負担が8~9万円に収まるのが普通です。
ただし、70歳以上の方の上限額が所得により大きく変わりますので注意が必要です。
資料
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12400000-Hokenkyoku/0000209855.pdf
出産育児一時金(しゅっさんいくじいちじきん)
子どもが生まれた時に受け取れる一時金です。
- 妊娠85日以上で出産した場合に適用
- 早産・死産・流産・人工妊娠中絶(経済的理由によるものも含む)も支給対象
資料
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/sb3280/r145/
平均的な自己負担額

これらは一部で、他にも民間の保険に入らずにすむ優秀な保証も、まだたくさんあります。
つまり、病気になったりケガをしても、ひと月最大で10万円も治療費として払わなくて済むし、一時金として色々と手厚い保証が各種あるのです。
しかし、差額ベッド代などの自己負担分は発生します。どうしても自分で払わなければならないお金ですね。
個室じゃなくても気にしないのに、人数の関係で個室に入れられたりもしますので、自己負担額は前もって知るのが難しいともいえます。
平均的な自己負担額発生は下記の通りです。
(公益財団法人生命保険文化センター:令和元年度「生活保障に関する調査」(令和元年12月発行))
(%) | 5万円未 満 | 5~10 万円未満 | 10~2 0万円未 満 | 20~3 0万円未 満 | 30~5 0万円未 満 | 50~1 00万円 未満 | 100万 円以上 | 平均 (万円) | ||
本人年収別 | ||||||||||
収入はない | 6.1 | 28.6 | 30.6 | 8.2 | 12.2 | 8.2 | 6.1 | 22.3 | ||
100万円未満 | 8.6 | 24.1 | 34.5 | 10.3 | 10.3 | 10.3 | 1.7 | 20.9 | ||
100~300万円未満 | 10.1 | 29.3 | 27.3 | 15.2 | 9.1 | 6.1 | 3.0 | 19.9 | ||
300~500万円未満 | 6.5 | 21.0 | 37.1 | 11.3 | 11.3 | 11.3 | 1.6 | 21.5 | ||
500~700万円未満 | 2.7 | 27.0 | 29.7 | 18.9 | 10.8 | 8.1 | 2.7 | 19.8 | ||
700~1,000万円未満 | 11.1 | 16.7 | 38.9 | 22.2 | 11.1 | 0.0 | 0.0 | 14.4 | ||
1,000万円以上 | 20.0 | 0.0 | 30.0 | 10.0 | 30.0 | 10.0 | 0.0 | 22.0 |
引用元:https://www.jili.or.jp/research/report/chousa_r1st_1.html
この自己負担額への補償や、フリーランス向けの休業補償などは公的社会保障では行われていません。
つまり、そういった「保障されていない」部分のみに特化して民間の保険は必要になるのです。
FAQ

また、他にもこんな疑問はあるはずです。
治療が長引いた時に備え通院保障が欲しい
傷病手当金・障がい者保険がありますが、その二つで保証されない内容に備えるもの良いでしょう。しかし、その毎月の治療費も8~9万円が上限です。
毎月8~9万も払えない
その場合、最低限の保険に数年入り、生活防衛資金を貯めたら解約したらどうでしょう。貯金ができるまでの間だけ保険に入るのも選択肢の一つです。
先進医療を受けたいので、先進医療特約が欲しい
先進医療とは保険適用外のものを一般に指しますね。保険適用外先進医療とは、効果の特定できていない最先端の医療ということです。効果の分からない治療にお金を使うより、保険適用され効果の確証のある治療を受けられないか検討してみましょう。
がんに備えたい
がんだから特別と言う理由を洗い出してみましょう。働けなくなる、なら傷病手当金や障がい者保険があります。がんの治療や手術が高額でも、高額療養費制度を使えば、毎月8~9万円ですみます。
女性特有の病気への保証は必要ですよね。女性は男性に比べて所得が低い場合が多いですし
所得の低い方ほど、保険の見直しは必要です。また、女性特有の病気の特徴はなんでしょう。女性が乳がんや子宮がんにかかる確率は男性より高いです(当たり前ですが)。しかし、男性に男性特有の病気に備えた保険、はないですね。
なぜでしょう。
それは、保険のセールストークです。
顧客を特定し、特定の不安をあおり、不安に付け込んで商品を買わせる手口です。女性特有の保険の内容は一度見直した方がいいでしょう。

他にもさまざまな疑問質問が出てきたかもしれません。
プロのファイナンシャルプランナー(FP)の方が、家計改善のためのアドバイスをもらうのも一案でしょう。保険や家計に対する質問疑問をFPの方が答えてくれますので、利用しない手はないです。
一度真剣に一緒に考えるだけで、あとは簡単です。毎月減らした保険料を払う、もしくは払わないだけでいいのです。
登録されているFPさんは知識や経験が豊富ですので、相談する価値は十分です。
今であれば、無料で相談できるます。アドバイスをもらって、あとは自分で考えるのでもいいのではないでしょうか。

利用できるものは、なんでも利用しましょう。
きんかじゅうでした。
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