年金で将来生活できる?iDeCo(イデコ)に加入できるのは誰?

(2020/12/31 更新)
- iDeCo(イデコ)とは何か?
- iDeCo(イデコ)で得られる控除(特典)
- 誰が加入できるか
- 拠出限度額(積立限度額)
- どこで加入できる(加入方法)
- 注意事項

皆さん、こんにちは。きんかじゅうです。
皆さんはiDeCo(イデコ)と聞くとどう感じますか。「危険なのかな」とか「よくわからない」と感じる方もいるのではないでしょうか。
私、きんかじゅうも「iDeCo(イデコ)ってなに」と言う所から始まりました。
私は比較的慎重な人間で、ニュージーランドへの留学に対して調べごとを2年間し続けた経験もあります。
iDeCo(イデコ)についても調べに調べ、納得した現在では楽天証券銀行に口座を開いて、拠出(積立)・運用して年6%で運用しています。
年6%での運用と言うと、年間で10万円積み立てた場合その10万円が10万6000円になる計算ですね。大手都市銀行の普通預金年利が0.001%の昨今、10万円預けても100円の利息にしかなりません。この差は大きいのではないでしょうか。
今日は私が今まで調べたことをまとめ、iDeCo(イデコ)とはなにか・iDeCo(イデコ)で得られる特典(控除)・誰がiDeCo(イデコ)に入れるのかと言った、iDeCo(イデコ)のベーシックな情報についてお伝えします。最後に注意事項にも触れます。

iDeCo(イデコ)とは何か?
iDeCO(イデコ)とは、「個人的に積み立て(運用す)る年金」と言う考えです。
年金と言えば国民年金、厚生年金とありますが、少し前の「年金2000万円問題」もありました。
「年金2000万円問題」とは年金生活に入るまでに2000万円を個人的に貯めていないと年金生活が送れない、と言う問題です。厚生労働省の年金事務所の試算した資料にその数字が載っているそうです。
しかし、その「2000万円必要」と言う数字も「年金がもらえ、かつ『かなり裕福な夫妻』で試算した」内容だそうです。

年金がもらえなくなると言う話も、ささやかれています。
国民年金や厚生年金だけで迎える、年金生活が万全とは言えないこの時代です。そこで、自分で積み立て運用する年金が、iDeCo(イデコ)なのです。
自分で運用商品を運用する必要はなく、資産を預かってくれる「ファンド」と呼ばれる機関に資産(お金)を預けます。
iDeCoで選択できるそれぞれのファンドは、全て透明性の高く、安全性が比較的高いものが政府によって指定されてます。そのため、ある意味どれを選んでもある程度、安全であるとも言えます。
iDeCo(イデコ)で得られる控除(特典)
年末調整で控除を受ける際、iDeCo(イデコ)で拠出している(=積み立てている)金額は本来課税される所得金額から、全額控除となります。
つまり、払わなければならない所得税が減るということです。
「年収300万円で現在30歳、掛金2.3万円」で計算した場合、60歳までの所得控除による節税額の累計は、「1,242,000円」です。

この金額の税金を払う代わりに、全ての金額が自身の個人年金に回ります。
誰が加入できるか
iDeCo(イデコ)加入にはいくつか条件があります。
- 国民年金の被保険者で60歳未満であること(外国籍の方でも加入できます)
国民年金に入っていれば誰でも加入できます。 - 就労状況が下記の①②③のいづれかであること。
年金の積み立て自体が、控除となっている場合は加入できません。
拠出限度額(積立限度額)
就労状況によって、拠出(積み立て)できる最大金額が決まります。
就労状況を確認し、最大いくらまで積立(拠出)金を積めるのか確認しましょう

①第1号被保険者(自営業者など)
=>最大6.8万円/月
②第2号被保険者(会社員や公務員など)
=>最大1.2万円/月~最大2.3万円/月
②の中の内訳はこのようになります。
A)会社に企業年金のない会社員
=>2.3万円/月
B)企業型確定拠出型年金(DC)に入っている
=>最大2万円/月
C) 確定給付企業年金等(DB)に入っている
もしくはDCとDBの両方に加入している
=>最大1.2万/月
D)公務員等
=>最大1.2万/月
③第3号被保険者(専業主婦・専業主夫)
=>2.3万円/月
どこで加入できるか(加入方法)

どの金融機関で加入できるかは、iDeCo公式サイトの「運営管理機関一覧」で確認できます。
iDeCo公式サイト:
https://www.ideco-koushiki.jp/
iDeCo公式サイトTOP>運営管理機関一覧
運営管理機関とは、「iDeCo(イデコ)の商品を扱っても良い」と許可され運営している金融機関のことです。銀行や証券会社、信託銀行やゆうちょ銀行などです。

私のおすすめする金融機関は、ネット証券銀行です。
ネット証券銀行であれば口座登録は全て郵送もしくはオンラインで可能なため、銀行などの窓口に行く必要がありません。このコロナ禍では、どこかに出かけることすらリスクですので、自宅で全て完結できるネット証券銀行は大変有利です。
また、その中でも楽天証券とSBI証券の2つがおすすめです。証券銀行口座を開設する手数料もなく、利用料などの余計で余分な費用が何もありません。
また、信託報酬手数料などのファンド管理費用も低く抑えられている商品が多く取り扱われています。
注意事項

①運用リスク
運用商品の選び方にもよりますが、iDeCoは投資的要素が大きい制度です。
運用商品によってはリスクがあり、拠出(積立)した金額より資産が減ってしまうこともあります。
②一度、拠出したら引き出せるのは60歳になってから
基本的な考え方として、iDeCoは資産をロックアウトする方法です。
iDeCoで積み立てたお金(資産)は「60歳にならないと、引き出して使用したりすることができない」です。
そのため、60歳になるまで、そのお金(資産)に頼らずとも生活できるか、そのことについてしっかり自覚し考える必要があります。拠出額が無くても生活できる金額だけ積み立てましょう。
③掛け金の変更のタイミングは、年一度
掛金額は、1年に1回だけ変更することができます。
詳しい期間は12月分の掛金から翌年11月分の掛金です。この金額は、実際には1月〜12月に納付します。

いかがでしたか。
私は楽天証券銀行でiDeCo口座を開き、年6%で運用しています。
大手都市銀行の普通預金口座では年利が0.001%で、雀の涙の利息にしかならない時にこの利回りは大きいです。
この情報が読んだ方の判断の材料になれば幸いです。
以上、きんかじゅうでした。
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