中級レベルの【30代】英語学習者にドキュメンタリーがおすすめな訳

(2021/01/16 更新)
この記事でわかること:なぜ30代の中級英語学習者にドキュメンタリーがおすすめなのか、ドラマとの比較でわかるようになる。
- ドキュメンタリーの良い所
- 成熟した現実的な文章を学べる
- 専門用語を学べる
- ビジネスシーンの雑談に役に立つ
- 該当シリーズを観ていない人たちともトピックを共有できる
- 批判的な思考を持てる(情報を疑えるようになる)

- ドラマ等の良い所
- 日常的な語彙や言い回しを学べる
- ストーリーを楽しめる
- 同じシリーズを観ている人たちと感想を共有できる
- 気分転換になる
- 自分と同じような状況の登場人物に自身を投影できる

皆さん、こんにちは。きんかじゅうです。
皆さんは職場や交流の場で内容が難しくて会話に入れなかったという経験はありませんか。英語では特にあることだと思います。
例えば、地球温暖化の話題、金融や経済の話題、エコについてや健康の話題など、話すことが難しい話題は事欠きません。
中級レベルの英語学習者にとってこのような現実的な話題を議題に、長く詳しく話すことは、まだ抵抗があるかもしれませんね。
一般的にドラマや映画で英語を学ぶことは、楽しく続けられますし、英語の言い回しや自然な文脈での使い方が学べます。
しかし、それはビジネスシーンで通用するようなプロフェッショナルな話題も同じなのでしょうか。

私は中級者以上の英語学習をしている方にはドキュメンタリーの視聴をおすすめします。
中級レベル以上の英語学習者であれば仕事で英語環境の方もいらっしゃるでしょうし、同僚の方とも一般教養的なことも話すことも機会があると思います。
ビジネスシーンは時にカジュアルで、時にフォーマルです。
ここでは、英語学習者にとってのドキュメンタリーの良い所と、ドラマや映画の良い所を比べ、どのような方にどちらが合っているか考えてみましょう。

ドキュメンタリーの良い所
1. 成熟した現実的な文章を学べる
英語の新しい語彙や文章を覚える時に、ビデオ視聴は優れた方法の一つです。
一般的にドキュメンタリーは大人の視聴者にあてて内容を構成していますので、高いレベルの成熟した文章で内容を伝えられています。
そこには子供っぽさや仰々しく長ったらしい形容詞は稀で、論理的な文章で構成されています。
もし30代を過ぎ、大人びた印象を英語で他の人に与えたいなら、ドラマチックな映画などよりドキュメンタリーを観て「大人の英語を学ぶ」ことをおすすめします。

2. 専門用語を学べる
ドキュメンタリーで扱う内容は多岐に渡り、政治経済、環境や科学、哲学や健康についての内容もあります。
これらの専門用語はとても難しいものの多いですが、映像と共に学ぶことでコンテクスト(文脈)から学べたり、画面に映っている画像などから推測することが可能です。
もはや文章で何言ってるのかわからない時でも、流れる映像から内容を把握でき、振り返ることで語彙を増やせます。

3. ビジネスシーンの雑談に役に立つ
英語を使う職場での会話と言うものは大概カジュアルなものです。
「○○に行ったことある?じゃあ、☓☓の料理食べた?△△見た?」なんて言う差しさわりない普通のものです。
しかし、中にはニュースについてや経済の話題、環境問題について語ることが好きな人もいますね。
そういう人たちとの距離を縮めるツールとして、共通の話題を持てることは、仕事をする上でも重要なキーポイントです。
同じ話題ができるということはあたなの興味のあることに興味がありますと示せる行為だと思います。

4. 該当シリーズを観ていない人たちともトピックを共有できる
通常、ドラマや映画と言った内容は知っている人と知らない人とに分かれます。
内容が分かる人とはとても盛り上がりますが、タイトルすら知らない人には話されたとしても退屈な場合があります。
ドキュメンタリーで扱われている内容と言うものは世間一般に広く認知されている議題であることがほとんどです。
ドキュメンタリーを観ない人にも内容を掻い摘んで話せば対等に話始めることができると言う点はドキュメンタリーの優れたところですね。

5. 批判的な思考を持てる(情報を疑えるようになる)
もし、ドキュメンタリーを観終わっても英語学習は終わりません。
その内容が本当なのかダブルチェックして内容を自分に中に落とし込めると言う利点があります。
その扱われた内容が本当か、バイアスがかけられていないか他の情報源に当たって確かめるとより深い知識と英単語が得られます。

ドラマ等の良い所
1. 日常的な語彙や言い回しを学べる
英語でドラマや映画を観ると面白おかしくカジュアルな英語を学ぶことができます。
私が思うに中級者の英語学習者はより難しい内容にチャレンジでき、もう一般英語は卒業できるところまで来ているのではないでしょうか。
もし、TOEICのスコアが650に到達しない場合は、ドラマや映画の視聴が一般的なやり取りが学べる素晴らしい機会になるはずです。

2. ストーリーを楽しめる
良く作られたドラマや映画は視聴者を楽しませるために作られていますから、普通に考えて楽しめるものです。
3. 同じシリーズを観ている人たちと感想を共有できる
同じシリーズを観て同じように学んでいる相手がいると張り合いが出ますね。
SNSなどで内容をシェアしたりすると「ピア」=学習仲間が得られると言う副産物がときおり生じます。
一緒に学ぶ仲間ができることは励まし合い、同じ悩みを共有できると言う利点があります。
学習したてのビギナーの頃は特に、勉強を続けられるかどうか難しい場面に遭遇します。
そんな時に同じシリーズを観て話した仲間に相談したりできる可能性もあります。

4. 気分転換になる
家で映画やドラマなど観ていると、現実逃避ではないですが、自分の置かれた状況を忘れて没頭できます。
この点はドラマや映画視聴の最大の特典だと思います。
むしゃくしゃして知る時に小難しい話は聴きたくない。
そんな時はスカッとできる、あるいはバカバカしいビデオを見てリラックスするのも一興です。

5. 自分と同じような状況の登場人物に自身を投影できる
悩んでいるときビデオを観て、自分と同じような登場人物を発見すると自分を彼らに投影して解決策を見出したりします。
状況がそっくりで思わずじっくり見入ってしまったり、共感したりしますね。
このような共感や投影はドキュメンタリーでは難しいでしょう。
自然や動物が主役で人間の登場人物がいなかったり、主人公が余りにも自分とかけ離れていると夢中になって、かじりつくような熱狂はないかもしれません。

まとめますと、中級者レベル以上の英語学習者はドキュメンタリーを観始めるのに最適な時期であると言えます。
オンラインのサブスクリプションサービスですと、安価で様々なドキュメンタリーが観られますのでおすすめです。
下記に以前書いた記事で、どのサブスクリプションサービスが英語学習者には合っているか検証しています。よろしければ併せてお読みください。
この記事が読んだ方の視聴に向くのがドラマか、ドキュメンタリーかの決断に役立てば幸いです。
以上、きんかじゅうでした。
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