【レビュー】Gaga: Five Foot Two (レディ・ガガ ドキュメンタリー)

【レビュー】Gaga: Five Foot Two (レディ・ガガ ドキュメンタリー)

バイデン新大統領祝典で国歌斉唱をしたレディ・ガガ:彼女は「大人」になってしまったのか?

(2021/01/25 更新)

この記事に向いている方: レディ・ガガが好き。家族愛を感じたい。努力しているプロフェッショナルな女性が観たい。等身大の女性の悩みを共感したい。

皆さん、こんにちは。きんかじゅうです。
皆さんは映画ドラマと言ったビデオ資料から英語学習をしますか。

私は、ドキュメンタリーをよく観て楽しみながら英語学習を進めています。知らない英単語に行き当ったり、知っている英単語のはずなのに思い出せない状況に陥ったり、この文脈でこの熟語を使うのかと膝を打ったりします。

英語学習をビデオ資料からする際に、必要なものがあります。英語音声英語字幕日本語字幕です。
この3つが揃っていると学習を進める際に比較的理解しやすいです。
最初、英語字幕で観てその後日本語字幕で観て理解を深めたり、逆に日本語字幕で内容を掴んでから英語字幕で言い回しを確かめたりできます。
全てが揃っていなくても良いレベルのビデオもありますが、基本的にこの3つがあるとやりやすいと思います。

今回は、英語音声と英語字幕、日本語字幕のあるドキュメンタリーとして学びやすいと思う「Gaga: Five Foot Two」をレビューします。(邦題: レディ・ガガ Five Foot Two) Netflixで観ることができます。

しばらく前に、英語を学ぶ30代にはドキュメンタリーがおすすめと言う記事を書きましたが、そもそも、どのドキュメンタリーが良いのか迷われる方もいたと思います。

そこで今回はなにを観るか迷っている方にも、このような選択肢があるとお知らせしようと思い、記事をポストします。

私はレディ・ガガ大ファンと言うわけではないですが、彼女の正直なところが好きです。

このドキュメンタリーでは、2017年の最新アルバムの発売スーパーボウルハーフタイムショーの製作に挑む姿に迫ります。
「今」のレディ・ガガが、ストレスからか様々な痛みと格闘し苦悩しながら、過去と現在と相対し未来を見据えている姿が映し出されています。

時間に遅れるよーと言われながら、「ハーフタイムショーやるぞー」とお道化て息巻いている姿は可愛い女性そのもの。

ハーフタイムショー・コンサートの内容から話は入りますが、思ったよりフラットな内容。
ドラマチックな所は極力少なく淡々と話が進むイメージのドキュメンタリーです。
あまり歌はないので、彼女の歌が聞きたい場合はYouTubeに行った方が早いかもしれません。

ドキュメンタリー最初でガガは、女性性を語っています。
女性はこの世界では男性の食い物にされていることが多いと語り、マリリン・モンローの悲劇を引き合いに出します。
そんな男尊女卑な世界生き残りトップになった彼女のドキュメンタリーは興味深いものがある。

若くして亡くなられた伯母さんの話や家族について語るレディ・ガガは一人の娘として家族を大切に語っている。
祖父母との対面のシーンでは過去が発掘され彼女を構成するものが浮かび上がる。

彼女は自分の発信したい姿とファンや周りから求められる姿を提供しようする間で苦悩し、ファンの期待に押しつぶされそうになっている。
しかし私が感じる一抹の寂しさは、ドキュメンタリー途中で歌われる「Bad romance」のように彼女は大人びてしまったのか、ということだ。
彼女の劇中で歌う曲はムーディーでスローテンポ尖ったところが無く柔らかい印象だ。大人の色香があると言っていいと思う。
だが、これが今のレディ・ガガか、大人になってしまったと思うと少しがっかりした

と思った次のVTRでは度肝を抜かれる
PV撮影ではぶっ飛んだ姿も健在で、頭を振り乱し熱唱する姿は「あぁ、これこそレディ・ガガだ」と感じた。

チームの仲間に打ち明ける、「ドレスアップしなくなって、古いファンががっかりする?」と悩む姿は一人の立派なパフォーマーだ。
でももうそんなに好きじゃないの」と告白する正直な声は「実はそうだったんだ(笑)」と同世代としてホッとするような気がした。

ガガは派出で突飛な衣装をよく着ていたけれど、それはただの話題作りだったのかもしれない。
今は自身の好きなように発信できる時代だが、以前はマスコミが発信の全てだったから。若い才能メディアに取り上げられてなんぼの時代だった。
奇抜な恰好はあれで面白いものがあるけれど、私は今の彼女の方がシンプルに美しくて好きだ。

T-シャツに短パンツと言う地味な恰好で歩き回る彼女はただの34歳の女性と言う感じがする。

仕事場ではプロフェッショナルなミュージシャンなのに、婚約者のMerkが行ってしまう時には泣き出してしまい、その姿は可愛らしい等身大の女性だった。

彼女は肉体精神の痛みを消そうと薬が手放せないようであった。少し精神が不安定なのかもしれないが、それは、でもすごく分かる。

セレブリティは、時にマスコミファンにもみくちゃに貶される

彼女は数年前に終わっている

なんてことも普通に言われてしまうし、人権無視な報道やファンの声が多い。

そんな中でもレディ・ガガはファンサプライズで会ったりしていて、その行為に泣き出してしまうファンが印象的だった。

ラジオのインタビューでは恐怖について語り、疑心暗鬼恐怖が常にあり、アルコールドラッグ手放せないようだった。
不安体の痛み心の痛みパートナーとの関係などに悩む姿。
痛みを無視して活動はできるけれど、痛みが無いわけじゃない。
この痛みと共に生きていくという彼女は等身大の30代女性だと感じる。ドラッグやアルコールにはもう溺れてほしくないけれど。

スーパーボールミリオンセラー。そんな成功と共に人が離れていくと泣く彼女。
彼女の成功に比例して失うものが大きいのは当たり前かもしれない。

でも、そんな当たり前が当たり前でなくみんな幸せになれたらいいのにと、希う
そんなドキュメンタリーだった。

いかがでしたでしょうか。私はこのドキュメンタリーを観て彼女の根幹は変わっていないように感じました。
一観客として偉そうなことを言いますが、レディ・ガガは一人の女性として独立しやりたいことをやっているようで、雁字搦めになっているようにも感じられました。

きんかじゅうでした。以上です。

投稿者:

Kinkajuu

社会人X年目 19XX年生誕うお座 A型 Twitter @Kinkajuu1 :英語 臆せずネイティブと話せる :情報収集力 何か調べる時はググり倒すかつ疑い深い。司書資格があり、調べ物は得意 :ITと簿記は学習中レベルですので、レベルアップしていきたいです。 :資産管理に関しては完全に独学です。しかし、良い情報を得ることが得意ですので、あいまいな内容は載せません。 勝手にメンターと呼んでいる方々は下記 ☆編集中☆ ヒトデブログ ヒトデさん ☆編集中☆ 200X年以前 普通に健全に育つ 2005年頃  盛大にずっこける 2006年~2014年9月 暗黒時代 2014年10月 私立Y学園大学通信教育部に入学 2015年10月 私立N大学通信教育部に編入 2017年8月 NZへ単身語学留学 2019年1月 日本に帰国 事務系社会人として再スタート 2020年12月 ブログ「きんかじゅうの作り方」スタート 初めてのブログですので、使いづらい点や見づらい点あると思います。もしございましたらコメント欄にてお意見頂けましたら最大限改善いたします。 お読みいただきありがとうございます :)

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